国内最大の移動通信装備製造会社であるSAMSUNG電子は、2.5世代(CDMA2000 1x)や3世代(IMT2000)移動通信サーバープラットフォームにAltibaseを搭載しました。特に、移動通信サービスのための加入者管理システムであるHLRと、データサービスシステムであるDLRにAltibaseを採用しています。
HLR(Home Location Register)サーバーは、移動通信加入者の呼出し処理のための基本データや付加サービスデータ、加入者認証関連情報、運用データなどを管理することにより、リアルタイムで加入者の位置を追跡し、基地局間の呼出し接続を提供するシステムです。このようなことを行うためにはデータベースをリアルタイムで処理しなければならないため、HLRシステムは、高性能のメインメモリDBMSを必要とします。
これまでSAMSUNG電子は、従来のデータベースシステムを適用することに限界を感じており、独自にリアルタイムデータベースシステムを開発して使うなど、高性能トランザクション処理の必要性を強く感じていました。SAMSUNG電子が独自に開発して使ってきたリアルタイムデータベースシステムは、新しい付加サービスの追加、運用中の顧客データベース変更の難しさにより、メンテナンス費用が非常に高くかかっていました。そのような理由でSAMSUNG電子は、汎用メインメモリデータベースシステムであるAltibaseを導入し、高速のトランザクション処理や二重化による信頼性を確保したHLRシステムを開発しました。
Altibaseを導入することにより、SAMSUNG電子のHLRシステムは、100万人の加入者情報や付加サービス、運用データ情報などを含んだデータベースを簡単に構築・管理することができます。また、このシステムは、TCAPメッセージを基準として2000TPS以上の性能を発揮します。移動通信サービスの特性上、どのようなトラブルが発生してもサービスを持続しなければならないため、このシステムはAltibaseの二重化機能を適用し、高信頼性、高可用性を提供する無停止システムとして開発されました。
また、SAMSUNG電子は、Altibaseを導入することにより、従来の独自に開発したデータベースシステムの問題点であったスキーマのオンライン変更、データベース運用者のオンライン接続、加入者情報のリアルタイム登録/削除/修正などの管理機能を大幅に強化することができました。